11月30日(水)に開催された読書会で取り上げた本は、住民主導の地域活性化事例のルポルタージュでした。

担当者の中井英基さんから、、奇跡の村と称された村の概要、「地方創生の主役は、一人ひとりの住民である」「地方創生を導くキーワードは『ひと・地域・つながり・循環・自給・共存・多様性・楽しむ」という著者の結論や「財政逼迫の消滅可能性都市二宮町の真の課題は何か」が問題提起されました。

PB301675

下條村は、コスト意識と競争原理を重視、地域の実情に合った施策の編み出し、地域全体の地道な努力の積み重ねが奇跡を呼び込んだと紹介。消滅可能性ナンバーワン南牧村は、合併もできず、「山村ぐらし支援協議会」の立ち上げ、古民家バンクの設置など若い移住者のネットワークが人を集め、80歳が働き盛りとも指摘。

旧藤野町も取り上げ、当時の町長が中堅・若手職員を信頼し若手芸術家の誘致、元企画課長の活躍など人をつなぐ役場職員、相模原市との合併が期待外れであっても民間主導で地域活動が成果をあげていることも判明しました。

参加者からは、活発にまちづくり等についての意見や感想が出されました。

PB301674

財政逼迫の消滅可能性都市・二宮町の「真の課題」は何か?についての担当者中井さんの意見は、次のとおりでした。

①少子・人口減は不可避、高齢者の「より充実した生活」の実現に重点。そのための「生きがいの発見と共有」を促進することが「長寿の里」への早道。

②真っ先に町の行政に求められることは、財政健全化と自己財源の確保、町の財政への「複式簿記」システムの導入。

③「地域住民の文化・生活圏」の維持向上こそが真の課題。近隣の自治体との協力体制のもとで、二重に住民主導の「文化・生活圏の創生」、同時に将来の行政区域の再編も検討。

④音楽・美術・文学などの各種文化活動、ボランティア活動を通じた集いや交流などの活発化の応援。

⑤「人と人とを結ぶ組織と会場」が必要。組織は住民が自主的に作り運営すべき。会場はラディアンなど公共施設が利用しやすいこと。

⑥二宮読書会は、新しい「知の受信と発信」を交わし、「生きがいの共有の場」を創造しながら、同時に「地方創生」の重要な一翼を担っている。

読書会資料はこちら

2月1日発行地域コミュニケーション紙「しお風」の提言「二宮創生!失敗から学ぼう。」の記事で触れています。



しお風 神保智子