ゴールデンウィークが明けると暦の上では夏。今回は、気温とともに湿度の高まる季節の過ごし方について取り上げます。

東洋医学では、湿気が体内に入ると様々な不調を引き起こすと考えます(湿邪)。特に影響を受けるのが胃腸。日本で胃腸の弱い人が多いのは、湿気の多い気候や水分の多い食性(ご飯や味噌汁、煮物など)が関係しているようです。

この頃に体調を崩す方や、季節を問わず低気圧がやってくると体の重だるさ、落ち込み、頭痛、むくみ、鈍い痛み等があるという方の多くは、胃腸のはたらきが悪くなっています。自覚症状がない方もいらっしゃいます。

足を伸ばした状態で横になり、みぞおちの下からおへそに向けて徐々に押していってみてください。硬かったり痛みがあったりする場合、胃腸が疲れているサインです。舌が全体的にぽってりしている、苔がびっしり生えている、周りに歯形がついているのも、胃腸の不調で栄養吸収が悪くなっている証拠です。

体内から湿邪を追い払うにはお灸がオススメです(足三里、豊隆のツボ)。膝から下をスネに沿って(胃の経絡)マッサージしたり、足の内側を足首から太もも、足の付け根に向けて(脾臓の経絡)揉むのも良いでしょう。

胃腸のはたらきを良くするには、冷飲食を避け、少食にしてよく噛むのも大切です。胃腸内の血液循環を改善し、消化吸収にかかる負担を少なくしてあげると、胃腸だけでなく他の部分の不快な症状も緩和されていきます。

さらに、天気の良い日に積極的に戸外に出て汗をかくようにすると、ジメジメした季節を快適に過ごせますよ!

はり灸養生院 いのうえ
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二宮町二宮798-1-103
(駅南口 中央通り商店街)
営業 月火木金(9:00~17:00)、第1・3土曜日(午前中)

しお風 神保智子