9月24日(日)にラディアンで二宮災害ボランティアネットワークが第5回防災講演会を開催しました。

この団体は二宮の地盤を知って災害に備えようと二宮の特異な大地について学ぶ防災講演会を毎回行ってきました。

一般論的な防災の知識ではなく、二宮の大地の生い立ちを実地調査している研究者が地学の一般的な知識を理解しやすく紐解くだけでなく、二宮の地形と結びつけて解説し、とても面白い。

今回も楽しみにして参加したのですが、期待以上でした。

これは私だけでなく、参加者全体に言えたことでしょう。募集定員を超える90名以上の参加で、終了後も満足感が漂っていました。

講師は神奈川県立生命の星・地球博物館の山下浩之主任学芸員。

文献のない遠い過去を知るために地層を知ることの大切さから始まり、二宮の大地を理解するうえで重要な「プレートテクトニクス」の解説。

地球規模での大陸の成り立ちからプレートが沈み込むと火山ができる仕組み、プレートと火山配列、伊豆と丹沢が本州と衝突した現場など地層からわかる神奈川の大地の成り立ち。

そして、二宮の地層、鷹取山レキ岩層、二宮層群、箱根火山活動の火山灰の堆積したローム層の話。

二宮の大地が海から陸になって行ったことを示す地層を二宮各所のビジュアルな画像を豊富に使い理解しやすく解説。

最後に二宮の大地の生い立ちをまとめた図の白抜き部分を埋めるクイズもあって、いかに自分が理解できたかわかりました。
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また、熊本地震の時、炊き出しの被災地支援活動を企業として参加してきた若者星純人さんのお話も実体験からの課題などにも踏み込んでとても有意義でした。

職員は忙しくて現場に来れず炊き出しを指揮する栄養士さんの大変さ、ショックで行動できない現地の人、トイレなどの不衛生さ、そこから生じる便秘など体の不調、遅い時間に帰宅する町外通勤者への食糧不足、支援ボランティアの経験からの勝手な対応など。

少人数のワークショップの講師としてお話をもっと伺いたいと思いました。
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しお風 神保智子