古来、日本では下腹部を「臍下丹田(せいかたんでん)」と称し、これを非常に重視しました。
生命力の宿る場所と考えられ、下腹部が充実していて上半身の力が抜けている状態を「上虚下実」といい、心身バランスのとれた状態を表します。

ところが現代は、活字情報に溢れ知能偏重の生活スタイル、運動不足などにより、まさに「上実下虚」の状態。

下半身がしっかりしないので、あちこちが無駄に力んだり硬ばったり、ふわふわと浮遊して頼りないものに感じたり。頭痛、首肩こり、目の疲れ、不眠、不安、イライラ、自律神経失調、耳の不調、アレルギーなどその多くは下半身の力が抜けていることが関係しています。下半身の気を充実させると、ガチガチの上半身が緩み、症状が和らぎます。

日常生活では、よく歩く、下半身を暖める、腹式呼吸を心がけると良いです。「関元(かんげん)」というツボ付近へのお灸も効果てきめん。お臍から指4本分真下にあります。カイロを貼ったり腹巻をするなど、とにかく温めてください。疲労解消、不妊、産後の回復、更年期症状など婦人科系のお悩みにもオススメですよ!

☎ 0463-63-3075  
二宮町二宮798-1-103
(駅南口 中央通り商店街)
営業 月火木金(9:00~17:00)、第1・3土曜日(午前中)

2017年11月1日発行地域コミュニケーション紙「しお風」から転載
バックナンバーは「しお風」ホームページでご覧いただけます。
こちらです。