条例が何のためにあるのかがおわかりでしょうか。住民は主権者です。条例を守るのべきは「公務員」であり、住民であってはなりません。「責務」で縛るのは「二宮町」で憲法と同じです。
健康づくり意見イラスト
法の役割、憲法が保障する心身という町民の自由が一番尊重されるべき領域に公権力(二宮町)が「町民の責務」を規定するのは、憲法13条の「生命・自由・幸福追求権」や憲法97条に「基本的人権の不可侵」、さらには第20条の「信教の自由」に抵触し、差別を生む危険性を持っています。また団体活動の自由を侵し、差別を生む危険性もあります。

障がいを持っている人、怪我や病気、体調不良が原因不明で苦しんでいる人、考えも多彩な様々な人たちが地域社会で暮らしています。
時の変化で何が健康づくりなのか何が健康に良いのか変わり、不明確な中で、「誰もが主体的健康づくりに取り組む地域社会をめざす」というのはナチスドイツや旧日本帝国などの軍国独裁政権での優生思想に通じる気持ち悪さを感じます。

また、町民の責務、地域活動団体の役割という縛りをかけてまで、何を定めたいのかわかりません。

さらに、条例を制定する場合、その条文解釈や町民意見の反映などの制定過程を明らかにして、条例案の意見聴取をするのが望ましいと思いますが、この条例案の資料はそのようなものが、ほとんどありません。それが町民を代表する議決機関である議会がとりまとめたならば、なおさら範を示す必要があります。

条例づくりは条項をつくるだけのことではありません。法の在り方や様々な事例を想定した研究、実態調査、関係者の調整をしたうえで、政策化し、その仕組み、仕掛けをつくるために条例があるのではないでしょうか。

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  しお風 神保智子