2月25日(日)の午前中は二宮蜜柑倶楽部の里山再生活動に参加。このみかん畑は一昨年の10月から手入れを始めましたが、最初は葛などのつる草に覆われてみかんはどこにあるかほとんどわかりませんでした。

昨年の春にウラシマソウが数本みつかりましたが、今年は、ネコノメソウの群生やウラシマソウも多数生えていました。他にも球根性の植物、ノカンゾウらしきものも発見。
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少し手を加えただけで、いや余分なものを取り除いたからか、自生の野草が復活していました。感動です。
こうしたことも自然と結びついた生活文化のひとつではないでしょうか。

午後は、大磯の無罣庵で開催された民族文化映像研究所の記録映画「暮らしの記録」を鑑賞。
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今回は祭りを取り上げ、竜郷のアラセツ、奄美の豊年祭、喜界島の八月行事の3本でした。どれも、夏に行われる豊作を祈願する季節行事の祭りです。

映画も面白かったですが、上映後、これを撮影したイトウさんの解説と民族文化のお話がとても面白かったです。

日本語のサは米と結びついた言葉が多く、桜の花見もサのクラ、米の精霊が宿る木の下で、米の豊穣を田植え前にみんなで集まり、ごちそうを食べることで祝う行事のようです。

日本は多神教なので、神と人が結構対等なので、神と人が契約みたいに不履行だと神にも責任を取らせ、ペナルティを貸すなど。とても感動的で有意義なひとときでした。

私たちが忘れてしまった自然と結びついた生活文化を一考する機会を私も作っていけたらと思っています。


 しお風 神保智子