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広報にのみや2008年2月号の「これからの財政は?」の回答の最後に「今後はさらに施設や事業廃止、見直しなどにより、経費の削減を進めなければ、将来にわたり安定した財政運営は難しい状況です。」と掲載されています。

しかし、2か月後の4月号にラディアン裏・県園芸試験場跡地20億で購入を決定と記載されています。

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そして、1年後の2009年4月号にはこの土地の利用構想が掲載され、①公園区域②駐車場兼イベント広場③公共施設用地(将来公共施設が必要となった場合に備えて用地を確保)(参考:1996年の耐震診断で町役場庁舎が耐震化必要と出た)として整備、町の財政対策として①事業の見直しや業務の効率化で歳出削減②未利用地売却や使用料の見直しで歳入の確保③ラディアン裏の公園区域に国庫補助金を活用となっています。

この時、「町の借入金(借金)はどのくらいあるの?」の回答の最後に「今後の歳入減少やラディアン裏の用地購入など、予断を許さない状態です。」と
違うページに掲載されています。
予断を許さない状況は下記の財政推移からもわかります。

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財政推移

しかし、予断を許さない状況のはずが、1年後の2010年4月号では「過去最大予算での挑戦」と題して未来に夢が持てる足腰の強い町となるため、96億円という過去最大の積極型予算と記載されています。
さらに「これは厳しい財政状況下でも将来を見据え、足腰の強い存在感のある町のため、今必要な予算です。」とも記載されています。

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そして、2011年度には東大二宮果樹園跡地を3月補正で4億5千万円で購入することを決定しています。2011年の決算が2012年10月号に掲載され、2012年度に跡地を4億5千万円で購入するために8つの基金が使用され、そのうち4つが廃止されたことがわかります。(参考:しお風55便56便

この時、これ以上町債を発行(借金)することができず、基金(貯金)を取り崩すしか方法もありませんでした。また、3月補正で予算化したのは、予算より低い執行額で済んだ余剰金も充てるためでした。
つまり、財布のお金をはたいて捻出するほど、財政が苦しい状況だったのです。

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「しお風」が二宮町の財政に警鐘を鳴らし続けたこと(参考:しお風57便58便60便61便も一因であるのか、2013年6月号にラディアン裏土地取得費の内訳が掲載されました。

「このうち地方債は利子を含めて約12億円を平成42年度まで返済することになりますが、約8億円が交付税として交付されるため、実返済分は約4億円となります。さらに、法務局への土地貸付料として毎月1千万円以上の収入があるため、実質的な将来負担は生じない見込みとなっています。」と記載されています。
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この交付税として交付されると記載したのが、臨時財政対策債です。臨時財政対策債も借金として考え、県内の市町村に警鐘を鳴らしている県もありました。

「しお風」は、臨時財政対策債の問題を提起し、これをを除いた数値で経常収支比率も記載してきましたが、それを「でたらめ」と非難されました。

そして、下記のポスターが二宮町役場に今年の10月に掲示してあることに気付きました。
何ですか、これは? 町はきちんと財政状況、今後の見通しを説明してほしい。


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そして、このような財政状況を調査、追及しない議会はどうなのでしょうか。
調査権もない、私でさえ、問題があるのはわかるのですから、そのための報酬や政務活動費が支払われ、調査、決定権を持ち、それが責務の議員さんは何をしているのでしょうか。

また、こうしたことを進めてきた坂本前町長、村田現町長は、きちんと住民に説明し、責任を果たしてから、次期公職者に出馬する必要があると思います。

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しお風 神保智子