湘南の小さな町二宮にある独り占めしたいほど素敵なお店。
だからこそ、その良さをわかっていただける方だけにそっと教えたい。

百合が丘の閑静な和風住宅で世界農業遺産、静岡の茶草場農法で育まれた日本茶がコースで楽しめます。このお店は「日本茶 碧寧太 (あした)」です。

茶草場とは、茶園に有機物として投入するササやスキなどの草を刈り取るための半自然草地のことです。
茶草場から刈り取ったススキなどの草を茶園に敷く伝統的な茶草場農法の技術は、より高品質なお茶を生産しようとする農家の方々の努力により今日まで継承され、良質なお茶を生産する営みが、結果的に生き物を守ってきました。
このように農業と生物の多様性が同じ方向を向いて両立していることが世界から評価され、世界農業遺産に認定されました。

このお店は、日本茶アドバイザーの佐野ルリ子さんが、週末に元茶道教室であった実家を活用して、昨年の5月から営業しています。
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店名の碧寧太 (あした)は、当て字です。二宮が海に近くなので「碧」、海は生命の源で健康に通じると考えたそうです。「寧」は静かさを表わし、「太」は「た」という音から使いました。

季節の花が咲く和風のお庭から、床の間のある和室へ。
取材に伺ったこの日は白花の萩や秋明菊などが咲いていました。
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椅子に座り、庭を愛でながら、ゆったりとした時を楽しんでいるとワイングラスに入った美しい透明感の薄緑色の水出し緑茶が出てきました。一煎目は、水出しで緑茶の甘みとうまみを味わい、緑茶のいつもとは違う魅力を堪能しました。
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2煎目は、少し低い温度で入れた煎茶を味わいます。やや渋さも感じますが、甘みやうまみの余韻を楽しめます。
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忙しさや雑事を忘れて、静かな時に身を任せていると、3煎目は熱いお茶に和菓子がついて振舞われ、おしゃべりが弾みます。この日の和菓子は餡がはいったおだんごでした。
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おしゃべりで渇いた喉に4煎目の緑茶。

手ごろな値段で日本茶コースを楽しめて、何だかお得な気分です。

一人で立ち寄っても、仲間と集まってもいつもとは違うひとときを楽しめると思います。
深蒸し煎茶、極上手摘み煎茶なども販売しています。
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時にはフラワーアレンジメントや古物などの展示会と合わせた茶話会なども開催されます。今後はこのような茶話会も充実。お楽しみに。

日本茶 碧寧太 (あした)
二宮町百合が丘1-3-6(小田原厚木道路二宮インターから2分)
☎0463-63-3323
営 業 日 金・土・日曜日
営業時間 10:00~16:00
緑茶コース和菓子付き500円

2019年11月、12月の茶話会
玉露を楽しめる日
11月8日(金)~10日(日)、15日(金)~17日(日)
10:30~16:00

和紅茶を楽しめる日
12月6日(金)~8日(日)、13日(金)~15日(日)

いずれも料金900円税込
お茶のコースと季節のお菓子

「しお風」 神保智子