5月臨時議会に児童福祉費も1億1万4千円増額を補正予算に計上し、可決されました。

由々しき問題とは、一般会計当初予算で幼児教育無償化に伴う子ども・子育て支援給付経費のうち民間幼稚園4園に支払われる施設等利用費8,406万9千円を846万9千円と1桁誤って入力.
国が2分の1を支払う負担金も4,203万4千円を403万4千円と記載.
それを予算計上し、議会も気づかずに承認可決。
その差額は7,560万円。
当初予算画像
5月補正資料画像
地域コミュニケーション紙「しお風」99便の「やじうま議会ウオッチング」に「令和2年度3月議会「危機管理意識の低さを感じる審議」」と題して、計画性がなく、行き当たりばったりとしか思えない当初予算を承認することを問題提起し、この非常時や未曾有の社会変化への対策を早急に検討し、当初予算の見直しをする必要があるのではないかと記載しました。
2020年3月議会ウオッチング原稿画像
しかし、ここまで二宮町と二宮町議会のチェック機能が働いていないとは思いませんでした。
予算は、担当課から見積もられ、その中でも担当者、担当課長、担当部長、そして財務課でも担当者、課長、部長と決裁、その他にも関係部署に稟議され、担当部署、財務部署と副町長、町長を交えて2回も審査しているのでは?

後日、予算決定までのフローをきちんと調べてお知らせしますが、かなりの頻度と人数がチェックしているはずです。
そして、議会では予算審査特別委員会、本会議でも審査されます。

国にとって今回の幼児教育無償化は重要な政策であり、二宮町にとっても重要な政策のはずです。それを一桁間違って、8,406万9千円を846万9千円として、誰も気づかないのは不思議です。

増して議会では新たな事業費、しかも子育て支援策で政策的にも金額的にも目玉的な事業の内容が議員質問のポイントになるはずだと思います。

また、特に自分の経験からすると国、県からの支出があるものについては入念に計上するはずです。
どうして、こんな間違いが起こったのか、不思議でなりません。
確かに入力ミスが起こることは考えられますが、予算編成過程の何重ものチェックで気付くはずです。いかに仕事に無関心なのかの現れではないでしょうか。

さらに、二宮町は、時間外手当の未払い、消防職員のセクハラ・その隠蔽パワハラ、車検切れ庁用車の使用が報じられ、「職員の働き方改革と組織的な人材育成」は今年度の大きな柱の一つです。これでは、最初から絵空事です。

それも、コロナ対策の補正に紛れての補正で説明するとは、責任を誰も痛感していないようです。
今まで「しお風」が「無責任な組織風土」と警鐘を鳴らしたことがさらに顕著になり、はなはだ遺憾です。

さらに加え、補正額がコロナ対策経費と比しても抜きんでているのは町民を馬鹿にしているとしか思えません。

こんな由々しきことなのに、町民に向かっての説明や謝罪は行われていませんし、入力ミスがあったと報告している議員がいるだけで、大きく問題視した動きが町民から見えないのもはなはだ疑問です。

「しお風」 神保智子