江戸(寛永)から昭和十五年頃まで甘酒は二宮の名物でした。国道一号(東海道)が葛川を渡る塩海橋辺りに甘酒を売る店が二、三軒あり、東海道を通行する旅人に長く愛され、明治三十五年に東海道二宮駅が開設されると駅前に甘古堂が店開きし、名物になったと伝えられています。

塩海橋辺りは現在「下町」と呼ばれ、下町地区社会福祉協議会の集まりの中でゆかりの甘酒の試作を重ねているうちに美味しいと評判になりました。

この試作は「下町」に住む坂本昌央(まさひろ)さんが試飲をしたみなさんの声を参考にして一番美味しい現在の調合を決めました。国産の米麹、米、塩(米麹に含)、おろし生姜、醤油で、砂糖や添加物は一切入っていません。

そんな時に二宮町社会福祉協議会で障がい者との共生に取り組むともしびショップ「なのはな」が、菜の花ウオッチングで甘酒販売をしたことをきっかけに店長の黒瀬千恵子さんは、お店の目玉商品として、この甘酒を売り出すことにしました。

そして、黒瀬さん、坂本さんの二人三脚で商品化を進め、㈱かねきちに製造をお願いし、2014年に二宮ブランドにも認定されました。
20200716_150024 (002)
その後、「塩海の甘酒」で飴や甘酒あんぱんも開発し、現在も新商品を試作中です。
20200716_135258 (002)
20200717_145854 (002)
お二人は、気負わず楽しんで進めながら、この甘酒を通して多くの方が喜び、つながり、障がい者福祉へも貢献していくなんて二宮らしくて素敵です。

冷やしても美味しい甘酒は夏の暑気払い、熱中症予防、疲労回復にピッタリです。ぜひ、ご賞味ください。
20200716_135914 (002)

塩海の甘酒
1袋300グラム 300円税込み
お召し上がり方
①「塩見の甘酒」を鍋に入れる。
➁水またはお湯を300cc入れる。
③焦がさないよう、良くかき混ぜながら、沸騰させる。
※4~5人前位出来上がります。
 お好みに応じて、おろし生姜、レモン等を加えますと、一層おいしくなります。

なお、ともしびショップ「なのはな」で飲み物としても販売しています。
一杯200円(漬物付き)
夏は冷たい甘酒も召し上がれます。氷も甘酒を凍らせて、薄くならないようにしています。

「しお風」 神保智子