二宮、一色の山の中腹にある、使われていなかった畑。近くにある「ぽんぽこファーム」の中村隆一さんの呼びかけに人々が集まり、今年から耕し始めました。
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1月、根っこだらけだった土地が、中村さんが耕運機をかけ、太い根っこは皆で手で取り除き、平らになると「畑らしい」姿に。
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4月、畑にぽんぽこファームの特徴である木のチップを大量に敷き込み。甘いような、酸味もあるような木の香りが広がりました。

2週間に一度の畑の活動日には、土の様子を観察。少し掘ると、ほのかに温かかったり、白い菌が広がっていたり、香りが変わっていたり。微生物が生きていることを実感します。
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5月、まだ野菜が育つ状態にはなっていないので、緑肥作物であるソルゴー(タカキビ、コーリャンとも)と、ポップコーン用のトウモロコシの種を蒔きました。


6月には5センチほどの芽が!ただ、見慣れていない私たちには、なかなか他の草との区別がつきません。「これはトウモロコシ?」「こっちは雑草?」お互い確認しながら、生長を見守ります。

畑の活動日には、ぽんぽこファームの農作業体験もあります。レタスやオクラ、インゲンの種まき。育った苗を畑に植える。玉ネギの収穫。畑にあふれる菜の花に囲まれ、時には花を味見しながら!の農作業。学校が休みになった子供たちも参加です。
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中村さんいわく、「子供たちが蒔いた種は、発芽率も育ちもいい」。丁寧に蒔いてくれているからか、種という小さいものには小さい手が合うのか、若いエネルギーが伝わるのか…。

6月に入ると、真夏日になる日もでてきました。疲れたら梅の木陰で休憩。ゴザの上で昼寝。作業後には、同じ木陰でお茶タイム。おやつをほおばりながらのおしゃべり。人間にとっては、こんな場が心の栄養。すでに、豊かな実りをいただいています。