町長は、公共の福祉を向上させる自治体の長、役場を統率する長として重い責任があります。
もちろん、私人としての生活もあり、葛藤もあるでしょうが、当然覚悟して任に当たっていると思います。

町長の重要な仕事に予算の作成、それの適正な実施があります。適正かどうかを検証するために決算を作成し、議会で審査を行います。

二宮町では、決算審査特別委員会が9月18日、23日から25日まで4日間行われ、最終日の本会議29日に賛成多数で可決されました。

9月議会中17日に夫を亡くした村田町長の心痛は計り知れませんが、通夜は24日、葬儀は25日で、決算審査特別委員会の開催中です。

何故、議会休会中(19日~22日、26日~28日)に行わなかったのでしょうか。
決算審査は町政の具体的な真価が問われ、課題を明確にする機会。副町長が辞任し空席のままの中で町長が欠席して責任を果たせると言えるのでしょうか。

また、9月末に退職して他市に再就職した若手職員らもいます。
職員の働き方改革と組織的な人材育成は、今年度予算の大きな柱の一つですが、この責任は誰に?

「しお風」 神保智子