杉田水脈(みお)衆議院議員が、9月に自民党の合同会議で、女性への暴力や性犯罪に関して「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言し、大問題となり、11月には性暴力の根絶を目指して花を手に集まるフラワーデモが各地で行われました。
しかし、公式な謝罪や処分はありませんでした。

「女性の敵は女性だ」と言われて、終わらせてはいけません。
公職者がこのような発言を平気でしてしまう根底には人権意識の低さがあると思います。

二宮町でも数年前に女性職員へのセクハラ、パワハラがありました。これをきっかけに職員の人権意識欠如の改善は徹底されたのでしょうか。

村田町長は女性ですし、協働のまちづくりをことあるごとに強調しているのですから、男女共同参画社会の実現に尽力されていることと思います。

しかし、まちづくり活動をしている私から見ると、女性職員や町に意見を述べる女性活動者に対する男性職員の人権意識が向上したとは思えません。

「女性職員へのセクハラの訴えを上司が取り上げなかった」「女性活動者に担当課長が嫌がらせをした」というお便りもいただきました。
火のないところに煙は立たずと言います。

人権意識の徹底を期待します。



2020年12月20日発行地域コミュニケーション紙「しお風」102便臨時増刊号から転載。

「しお風」 神保智子