11月27日(日)13時からに平塚市博物館主催の相模川流域ジオツアー入門「吾妻山」に参加しました。
ガイドは野崎学芸員、10月22日に東京大学果樹園跡地の地層「二宮層」の調査をしていただいた学芸員。
参加者は十数名。

吾妻山の凄い魅力を再認識しました。
4つのプレートの境界が近接する大磯丘陵の中にあり、フィリピンプレートが北米プレートを押し上げているので、吾妻山の隆起量は世界最大と言っても良い場所です。

実際に吾妻山に上って、周辺を展望し、実際に地層を観察することで、吾妻山の稀有な魅力を満喫しました。
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近くに断層が多く存在し、渋沢断層や生沢断層の影響により葛川の源流や下流部で東に大きく曲がっている不思議も解明されました。

ローム層の重要性や海底が隆起した証明となる重要な地層の存在も再認識しました。

12月4日に開催するwalkwalk地域探検ツアー「湘南の残したい資産、生活文化と季節を感じる風景」で私がするガイド説明に盛り込みたいと思います。

わたしは勉強不足なので、もっと学びたいと思いました。
また、このことを二宮町内の子どもたちに知ってもらいたいと思います。

昔、ここの地層を子どもの頃見て、その不思議から有名な地層学者になった方がいらっしゃいましたが、私もそうでしたが、学校では二宮の大地の成り立ちさえ教えてもらっていません。まして現地学習もありませんでした。たぶん、理科の先生も知らないのではないでしょうか?

ぜひ、世界一の魅力が二宮に存在することを子どもたちに楽しく学んでほしいです。これこそが二宮の特色ある教育だと思います。


「しお風」 神保智子